中小企業診断士とは。。役割や試験制度、合格率、勉強時間など

中小企業診断士試験
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こんにちは。謎の診断士です。

皆さんは「中小企業診断士」という国家資格をご存じですか?

私は以前この資格に挑戦し、一発ストレート合格をすることが出来ました。

2020年7月12日に一次試験を受けて合格

2020年10月25日に二次試験を受けて合格

2020年12月の口述試験を経て、2021年に1月に診断士登録をしました。

現在は会社員をしつつ、副業で診断士活動をしています。

私の勉強方法や、副業の始め方などはまた別の記事でご紹介しますが、

今回は、「中小企業診断士とは何ぞや」というお話をしたいと思います。

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中小企業診断士ってどんな資格??

こちらの中小企業診断協会のページにもありますが、

一言で言えば、

中小企業の経営コンサルタントの資格です。

経営コンサルティングに関する唯一の国家資格のため、

日本版MBAなんて言われることもある様です。

資格取得の過程で、経営に関する幅広い知識を習得できるので、

経営コンサルタントを目指す人だけではなく、ビジネスパーソンのスキルアップ・キャリアアップ

としても人気が高い資格ですね。

過去の日経新聞の記事では、ビジネスパーソンが新たに取得したい資格 第1位

として取り上げられたこともあるみたいです。

中小企業診断士の役割は?

先程の協会ページからの抜粋では、

中小企業診断士は、専門的知識の活用とともに、企業と行政、企業と金融機関等のパイプ役、中小企業への施策の適切な活用支援まで、幅広い活動に対応できるような知識や能力が求められています。

とあります。

まぁ、日本の企業の99%が中小企業なわけですから、

中小企業の活性化=日本経済の活性化ともいえるわけで、

国としてはその支援が出来る人材を養成していきたいわけですね。

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どんな試験制度??

先程、資格取得の過程で経営に関する幅広い知識が習得できると書きましたが、

試験ではどんな知識が問われるのでしょうか。

試験制度について説明していきます。

試験は大きく1次試験と2次試験に分かれます。

1次試験について

1次試験は7科目

「経済学・経済政策」

「財務・会計」

「企業経営理論」

「運営管理」

「経営法務」

「経営情報システム」

「中小企業経営・政策」

マーク式の試験で、

正答率4割未満の科目がないこと

かつ

全体の正答率が6割以上であること

をクリアすれば1次試験通過です。

1次試験通過者だけが2次試験に進むことが出来ます。

また、1次試験には科目合格制度が適用されており、

1次試験に落ちたとしても、6割以上の正答率だった科目は科目合格となり、

受験した年を含めて3年間有効です。

つまり、3年(3回受験)以内に6割以上の正答率の科目を7科目集めれば良い。

ということになります。

2次試験について

2次試験は筆記試験と口述試験に分かれていますが、

メインは筆記試験です。

2次筆記試験は4科目

「人事・組織」

「マーケティング」

「生産管理」

「財務・会計」

1次試験合格の有効期限は合格した年を含めて2年間なので、

2回まで二次試験受験のチャンスがあります。

(今年はコロナの影響で、今年受験しなかった場合は有効期限が1年間延長となりました。)

合格基準は、1次試験と同じで、

正答率4割未満の科目がないこと

かつ

全体の正答率が6割以上であること

です。

しかし!

2次試験は模範解答が公表されておらず、採点基準もわからないうえ、

過去の二次試験合格率が20%程度に安定して推移しているため、

相対評価で上位20%が受かるようになっている

といわれています。

また、2次筆記試験は科目合格制度はないので、4科目同時に合格しないといけません。

二次筆記試験に合格した強者のみが、口述試験に進めます。

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合格率ってどんなかんじ?

合格率は、

1次試験が20%程度

2次筆記試験が20%程度

2次口述試験は99%程度

といわれています。

口述試験で落ちる事はほぼないといわれています。

1次~2次までストレートで一発合格する合格率は、

1次20%×2次20%=4%

とかなり難易度が高いですが、

1次の科目合格制度や、2次を2回まで受けられることを踏まえると、

多少難易度は下がりますね。

必要な勉強時間は?

勉強時間は、その人のもともとの知識量や学習力などによってかなり差があると思いますが、

一般的には1,000~1,500時間程度といわれています。

私の場合、

2019年10月から勉強を始めて、

1次試験(2020年7月)までの勉強時間:約600時間→合格

2次試験(2020年10月)までの勉強時間:約200時間→合格

で、合計800時間程度でした。

ちなみに私は完全独学で、

通学も通信も模試もやっていませんでした。

私のスケジュールや勉強方法などについては、また別の記事でご紹介できればと思います。

稼げるの?使えるの?

診断士資格は、昔は「足の裏の米粒だ」と言われていた時期があるみたいです。

つまり、「取っても食えない」と言われていたわけです。

ただ、私の間隔としてはそれは違うな、と思います。

これはどの資格でもどの仕事でもいえる事ですが、

稼げている人もいればそうでない人もいる。というのが実情です。

ただ、中小企業診断協会のデータでは、

業務の合計日数が年間100日以上の人を対象とした場合、年収1,000万以上の割合が38%となっています。

つまり、本業としてやっていくのであれば約4割の人は1,000万を超えるという状況ですね。

私のように副業でやっている場合でも、そこそこ稼げるというのが正直なところです。

私の具体的な診断士活動の副業収入についてはまた別の記事でご紹介させて頂きます。

使えるかどうかで言うと、会社員として勤務している私にとっては、本業でも副業でも結構使える

という感じです。

副業については、もちろん資格を活かして無資格では取れないような単価で仕事を取れますし、

本業については、診断士試験に合格すれば、経営周りの事は大体分かるみたいな状態になるので、仕事を俯瞰してみる事もできるようになります。

ビジネスパーソンとして、勉強して損はないかと思いますので、

興味があれば是非勉強を始めてみてはどうでしょうか。




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