こんにちは、謎の診断士です。
今回は、中小企業診断士の勉強の合間に、息抜きとしてオススメの本を紹介します。
前回に続き、また小説ですので、サクッと読めて面白いです。
それがこちら、
これは、長野県阿智村にある温泉郷の物語。
一時は社員旅行ブームで賑わった温泉郷ですが、
時代の流れとともに観光客がへり、廃れていっている町が、
どうやってまた盛り返したのか。という話です。
ところどころ架空の設定が盛り込まれているので、フィクションとはなっていますが。
この話、実話なんです。
これまでの「温泉」という強みから、「星がきれいに見える」という強みへの転換、
その強みを活かしたターゲット設定から地域資源とのシナジー効果まで。
まるで二次試験の事例Ⅰや事例Ⅱを一つの小説として細かく読んでいるかのような
気分になります。
2次試験の過去問でも、商店街の活性化がテーマのところとかありましたよね。
今回の令和2年度の二次試験でも、事例Ⅰではインバウンドブーム、
事例Ⅱでは島の活性化なんかもテーマになっていました。
小説の中では、経営戦略に関する知識も豊富に紹介されています。
バーニーの企業戦略論から、ダニエルピンクのモチベーション3.0まで、
最新のビジネス理論までカバーされています。
小説という事例を通して、どういった課題にどういった知識が使えるのか。
がわかる本です。
診断士の勉強を一息つくといいつつ、これまで学んだことの総ざらいというか、
むしろ強化が出来る本になっています。
為になるし、何より面白い。
実は私、これまで何度か昼神温泉にいったことがあったんです。
それで気になってこの本を購入したのですが。
この本を読んだ後はまだいけていないので、
コロナが落ち着いたら、行きたいと思っています。
読んだうえで行ってみる事で、またこれまでとは違う楽しみ方が出来そうです。
是非読んでみてください。