こんにちは、謎の診断士です。
中小企業診断士の試験勉強期間は、1年以上の比較的長期戦です。
たまには一息ついて本でも読みたいですね。
「でも、どうせ読むなら、中小企業診断士の勉強にプラスになるものが良いなぁ。」
という方向けの本をご紹介いたします。
それがこちら、
私がこの本を読んだのは、1次試験が終了して2次試験の勉強に取り掛かるくらいのタイミングでしたが、
正直、もっと早く読んどけばよかった。と思いました。
細かなネタバレは避けますが、
ざっくり言うと、
会計コンサルタントの主人公が、経営に課題を抱える5人の経営者と出会い、
財務会計の知識を使って5つの課題を解決していくストーリーです。
5つの事例がケースごとに章分けされていて、
課題もそれぞれ。その課題解決に適した財務会計知識もそれぞれ。
ケースごとに紹介されています。
小説なので、最後までサクサク読んでしまいます。
中小企業診断士の勉強では、財務会計の科目が1次でも2次でも出てきます。
知識を体系的に学ぶことはできますが、実際のケースに沿って勉強する事はなかなか難しいですよね。
そんな時に、知識の浸透という意味でこの本はとても有用だと思います。
1次の財務会計の勉強を少しかじったくらいのタイミングで読むと、
「実際にはこんなケースでこの知識が役に立つのか。」
と腹落ちしやすいですし。
一通り学んだ後に読むと、そのおさらい的な意味合いで知識の体系化、強化が
出来ます。
例えば、固定費と変動費のバランス、粉飾決算など、知識としては持っていても、
その背景にどんな物語があるのか、を知っているのと知らないのでは、理解の深さや
人に説明するときの厚みが全然変わってきますよね。
中小企業診断士の受験者に関わらず、経営や財務会計というもののイメージをつかみたい
という方にはとても読みやすくて良いのではないでしょうか。
是非一度読んでみてください。